令和5年12月、棚田百選宇坪入みんなのあそびの森にて、ソルガムの収穫イベントが開催されました。主催した「棚田開墾の会」では、荒廃した棚田を開墾し、コメ作りを行うほか、「人が気軽に集まれる楽しい場所にしたい」と考え、穀物のソルガムを育てて巨大迷路づくりなどに挑戦してきました。今回は、“ソルガムを収穫し、動物のエサとして動物園にプレゼントしよう”という企画です。

✼••‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥••✼

　SDGsに取り組む中で、育てたソルガムをさらに次へとつなげていきたいと考えており、ソルガムを動物のエサに…と思いついたのは、シカなどがソルガムやコメを食べてしまい、動物も食べるのか！という発見があったことがきっかけ。同時に、野生動物が人里に下りてきている様子を目の当たりにし、ニュースで見聞きすることは決して他人事じゃないんだと。皆さんにも知ってもらいたいと思いました。イベントに向け、懐古園事務所小諸市動物園に相談し、収穫したソルガムは、オウムやインコのエサにすることに。当日、動物園のスタッフも一緒に、約2kgを手作業で収穫しました。他にも、迷路づくりに携わった佐久長聖高校クイズ研究会の生徒、日本語学校の生徒などが参加しました。皆さんの「楽しもう」とか「活動から何かを得たい」といったポジティブな気持ちで、参加者全体が一致団結！主催者の一方的な思いではなく、互いに目標を持って、みんなでつくり上げたイベントだったと感じています。
（話してくれた方：棚田開墾の会　代表 清水さん）