「聞き書き隊こもろ」の活動レポート
2025/10/28
「聞き書き隊こもろ」では、皆さんから人生の物語をお聞きし、そのお話を文章に残していく「聞き書き」の活動をしています。文章は冊子『人生の物語を言葉にのせて』として、多くの皆さんに読んでいただています。「話してくれる方の言葉をできるだけそのまま文章にしますが、読む人の立場にも立って、わかりやすく伝わるように工夫している」とのことですが、そんな聞き書き隊こもろの勉強会を取材しました。
勉強会の先生は、冊子制作の指導者である野口いずみさん(フリーライター)です。聞き書きの基本やコツを再確認し、「読みやすいように、主語がわかる文章にしよう」「相手の心の動きをつかみ、もう一歩寄り添えるといいね」等々、さまざまなポイントを皆で共有しました。新たに加わった会員からは「文字起こしや添削の時に、活用できるツールを使えたらいいね」といったアイディアが出ていました。
勉強会の取材をとおして、聞く(聞く)ことも書くこともちょっとしたコツが必要であるけれど、活動の喜びや悩みを仲間と共有しながら、やりがいを持って活動していることが伝わってきました。また、語り手に寄り添うことができるような温かい活動だなと感じました。
なお、2025年5月に発行した冊子第10号(記念誌)は、3名の方の人生の物語を載せています。また、これまでの聞き書きのバックナンバーやラジオ番組による取材の様子についても掲載され、聞き書き隊こもろとしての歴史を知ることができる1冊になっています。冊子は小諸市市民活動・ボランティアサポートセンター、市立小諸図書館にあります。多くの方に読んでいただけると嬉しいです。
10年の節目を迎えた活動ですが、「これからも地道に(ゆる~く楽しく)活動していきたい」と、代表の田中さんは話します。現在30代~80代の11名で活動しており、随時仲間を募集中。また、語り手の方のご紹介も大歓迎とのことです。
写真は勉強会の様子✍

