第40回佐久地区ボランティア・地域活動フォーラムが開催されました!

2024/12/17

 佐久ブロックの社会福祉協議会主催の「佐久地区ボランティア・地域活動フォーラム」は、ボランティア活動・地域活動を行っている方や関心のある方を対象に毎年開催しています。第40回となる今回は、令和6年11月29日(金)、川上村文化センターにて開催されました。テーマは「災害」。今後ボランティア活動をされる方や興味のある方に、災害ボランティアの基礎知識や現場でのリアルな体験談を知ってもらい、ボランティアへの理解を深めてもらうことを目的とし、災害ボランティア経験者によるパネルディスカッションを実施しました。

ーーーパネルディスカッションーーー
コーディネーター:山崎さん(長野県社会福祉協議会)
パネリスト:伊藤さん(佐久穂町社会福祉協議会)
      高根さん(軽井沢町社会福祉協議会)
      西森さん(ボランティア)

\内容をちょこっとご紹介/
 パネルディスカッションのコーディネーターを務めた長野県社会福祉協議会の山崎さんは、長野県社協災害福祉支援本部として能登半島地震の被災地支援にも携わっています。災害福祉支援本部では、DWAT(災害派遣福祉チーム)やDSAT(災害初動時における先遣チーム)の養成・派遣などを行っていて、これらのチームが能登半島の支援のために派遣されました。
 チームには長野県内の市町村社会福祉協議会も加わっています。パネルディスカッションのパネリストの伊藤さんはDWATとして福祉避難所の運営支援、高根さんはDSATとして災害ボランティアセンターの運営支援を行いました。お二人は「地元のつながりとその強みを感じながら、活動を行いました。被災時だけでなく、平時より顔の見える関係づくりが大事」と話していました。
 また、パネリストの西森さんは、新潟県中越地震の時からボランティア活動を始め、これまでに各地でがれきの撤去、泥かき、雪かきなどを行ってきました。そして、西森さんの家族も一緒に、“支援物資の配布”や”被災地の子ども達と遊ぶ”といった力仕事以外のボランティア活動を行ったがあるそうで、「体力に自信がない人でも参加できます」と話してくれました。ボランティア受付窓口があるので、不安なく活動できるとのこと。西森さんは「実際に被災地に行くと、マンパワーが必要だと感じます。能登半島では被災している家はかなりあるように思うが、実際の活動依頼は少なくて驚いた。頼むのを躊躇したり、弱音を吐きにくい状況なのかもしれない。被災地では涙ながらに感謝されました。つらい気持ちで落ち込んでいた方も、時間が経つにつれて、ボランティアと打ち解けられるようになり、表情も少し明るくなっていくような変化を感じました。」と話し、このフォーラムにおいて皆さんの貴重な体験談を知ることができました。

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