民間で始まる蚕糸業ものがたり「紺屋町ものがたり」が開催されました
2022/12/12
【活動レポート】
話してくれた方:NPO法人糸のまち・こもろプロジェクト 清水理事長
11月3日、第5弾移動企画展として「紺屋町ものがたり」を開きました。コピーヌクラブによる「小諸唱歌」の演奏からスタート。そして、元信州大学繊維学部 特任教授の塚田益裕さんによる講演「蚕糸業のシルクの利用の展望」、紺屋町の蚕種蔵の見学を実施。全体で約60名の参加がありました。小諸の歴史と蚕糸業について、多くの方に興味を持っていただき嬉しいです。
◇◆企画展でのお話を一部ご紹介します◆◇
【シルクの展望】
絹糸(シルク)は衣料分野で利用されるほか、医療器材や機能性食品、化粧品など非常に幅広い利用の可能性が見え始めています。
【小諸唱歌】
明治・大正における小諸の蚕糸業を紐解くことができる歌です。
【紺屋町の蚕種蔵】
昔は養蚕の種を保管するために使われていました。リフォームによって生まれ変わり、「ラフォーレ蔵」として、今後は貸しスペースとして活用していきます。(山屋物産会長:勝俣浩司さん所有)
NPO法人糸のまち・こもろプロジェクトは、地元の方や専門家の協力のもと、蚕糸業に係る資料を探し、読み解き、語り継いでいます。小諸の歴史を知るたびに、小諸ってこんなにすごいのか!と驚くとともに、小諸の魅力を発見することができます。次回の移動展は令和5年2月、小諸図書館で開催が予定されています。楽しみです♪(ぼらせんこもろ髙橋)
追加情報!
「加工技術」2022年11月号に、塚田益さんと清水寛美さんの記事が掲載されました。(シルクへのいざない 生糸を製造した純水館と社歌)